空を駆け巡る、ヘルスケアの新たなソリューション

Adam Curryと無人航空機
Adam Curryと無人航空機
BD Global Mobile Health(mHealth)のAdam Curryは、今年タンザニアとケニアを1週間にわたり訪問し、Palladium社の医療従事者および代表者らと面会しました。Palladium社は国際開発分野で影響力のある企業で、同分野において50年を超える経験を有しています。

この訪問の主な目的は、ヘルスケアサプライチェーンのアンメットニーズを評価することと、無人航空機を利用した医療品および患者検体の輸送の共同予備実験に適した施設を見つけることでした。

今回はタンザニアとケニアにある5つの医療施設を訪問しました。各施設で、Adamは医療従事者からワクチンの供給、輸送、投与や、施設内外での臨床検査の実施、薬剤や補給品の配達、結果報告や記録管理についての話を聞きました。医療施設が直面している様々な医療上の問題のうち、多くの施設で見られるアンメットニーズが2つ特定されました。それは、ワクチンと補給品のより効果的な輸送、およびより確実なワクチンの保管です。

ケニアでは、小規模の施設は補給品を受け取るために、地区にある規模の大きな病院への輸送手段を各自で手配しなければなりません。車両を持たない施設や遠く離れた場所にある施設もあり、これらの施設では大幅な遅延が生じます。
タンザニアの医療施設で結核サンプルの準備と測定を行う医師
タンザニアの医療施設で結核サンプルの準備と測定を行う医師

タンザニアの病院でも同じような問題が報告されています。Lushoto地区病院は、36の小規模施設に補給品を送るための車両を1つしか保有しておらず、一部の施設に対してはオートバイ宅配業者を雇う必要があるのです。このような状況においては、必要性の高い医療用品の輸送に、無人航空機が有効となる可能性があります。

タンザニアのある薬局では、ワクチン保管の問題が浮き彫りになりました。ここでは、冷蔵庫の電力供給源を持たない周辺の遠隔施設のために、医療従事者がワクチンを保管しています。さらに複雑な問題として、この薬局の電力の供給が再開されたのはつい最近のことでした。
今回の訪問で、人里離れた施設、十分な数の車両が確保できないケース、そして信頼性を欠く保管能力など、このような国々におけるヘルスケアサプライチェーンにまつわるさまざまな問題が浮き彫りになり、こうした問題に対して無人航空機を活用する可能性が示されました。BD Technologiesはこの課題の解決に取り組んでいます。
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