糖尿病患者さんがより良い毎日を送れるように

世界には毎日注射をしなくてはならない人がたくさんいます。こうした人々がより健康で快適な暮らしへの希望を持てるのはなぜでしょうか。
米国では2,600万人近くの人(全米人口の8%以上1)が、「糖尿病と共に生きる」という課題に毎日向き合っています。

糖尿病患者さんの中には、生きるために「外因性(体外で作られた)」インスリンで常に血糖値をコントロールする必要がある患者さんがおり、それぞれに必要な用量のインスリンを1日に数回投与しなければなりません。インスリンによって失明、腎障害、手足の切断、場合によっては死を避けることができますが、「自分で注射をする」ということがもたらす問題もあります。

「すべての人々が健康な暮らしを送れるようにする」という目標のもと、BDは90年に渡り蓄積した糖尿病治療技術や研究の経験知識を、次のような分野に生かしてきました:

注射手技の啓発:リポハイパートロフィー(インスリン注射部位に局所的に発生する皮下脂肪組織の異常な増大)を予防し、インスリンがより効果的に吸収されるための注射部位のローテーション啓発など、BDは専門的な注射手技の教育を支援しています。

また、BDは皮膚の厚さに関する独自の研究を行い、これが世界最短のペン型注射器用注射針の開発につながりました。この世界最短のペン型注入器用注射針は、インスリンを皮下組織(皮膚の下の脂肪層)へ効果的に注入し、かつ低血糖を引き起こす恐れのある筋肉内注射のリスクを低減します。

患者さんの負担を軽減する:注射にまつわる技術に長年のノウハウをもつBDは、患者さんの負担がさらに軽減できる2よう針先に特殊なデザイン(針先5面カット)を施した「ペンタポイント™ 技術」(特許取得)を開発しました。

より良いケアのためのリーダーシップ: 2009年にBDが主催したTITAN Conferenceでは、糖尿病治療における主要なオピニオンリーダー127名が集い、注射のベストプラクティス4に関する最新の推奨事項をまとめました。
世界各国で設立されている「FIT (Forum for Injection Technique)Council(注射手技協議会)」では、各国をリードする糖尿病教育看護師が、適切なインスリン注射手技のガイドラインについて積極的にそれぞれの国でアドバイスを行っています。糖尿病ケアに関するBDの取り組みの詳細については、こちら(BD.com/diabetes)をご覧ください。

1American Diabetes Association, Statistics(米国糖尿病学会)の統計 http://www.diabetes.org/diabetes-basics/diabetes-statistics/
2Hirsch LJ, et al. Journal of Diabetes Science and Technology 2012;6(2):328-35.
3Aronson R, et al. Clin Ther 2013;35:923-33
4Davidson JA, et al. Diabetes Metabolism 2010;36:Suppl 2:S2