ペルー山間部でのがん検査

BDとCerviCuscoクリニックが協力し、ペルーのクスコでの子宮頸がん予防活動を行っています。
ひんやりとした美しいアンデスの早朝、Chinchaypujio村にある医療センターは多くの人で賑わっています。あちこちに女性と子どもたちの姿があり、果物、野菜、調理した食事、注文を受けてから絞るジュース、手作りの軽食を売っています。トラックの荷台から下りてくる人もいれば、ポニーに乗ってきた人、徒歩で来た人もいます。クリニックの入口から通り沿いに行列ができ、角を曲がってもまだ続いています。そこへまた次々と人がやって来ます。

何かイベントでもあるのでしょうか。意外かもしれませんが、熱心に足を運んだ彼女たちの目的は、子宮頸がん検査を無料で受診することなのです。

Nikole Metcalf医師、ペルー人の患者 Rosa Flores
およびDaron Ferris医師
CerviCuscoクリニックとBDは、子宮頸がんの膨大な患者数および死亡者数を減らすための懸命な取り組みを共同で行ってきました。この目標の実現には、先進的な医療技術を持つ企業であるBDの協力は欠かせません。医療を受ける機会がほとんど、または全くないペルー人女性7万5千人のため、BDは最先端の液状処理細胞診を用いた検査のほか、検査結果の評価に必要な機器をすべて寄付しました。子宮頸がんは早期発見により予防または容易に治療できることから、この取り組みは子宮頸がん征圧に向けた大きな一歩です。
次の段階では、BDの信頼できるパートナーである非営利団体Direct Reliefも参加する予定です。BD、Direct Relief、CerviCuscoは現在、クスコへのVolunteer Service Trip(医療ボランティア訪問団)の立ち上げに向けて動いています。BDから参加するボランティアスタッフは、健康管理、検査施設の設計やインフラ整備、電子記録管理、事業発展などの課題に対処し、クリニックの持続可能性を確かなものにする計画です。

現在のクリニックの混雑ぶりは何ら驚くことではありません。アンデス山脈に暮らす女性たちは十分な医療をほとんど利用できないのです。検査や予防的ケアは存在しないも同然という状態が長く続いています。

まだ暗い未明、山村に住むPilar、Florencia、Estefaは、同じ地域の25人ほどの女性たちと一緒に、Chinchaypujioという小さな村を目指して歩き出しました。
4時間後にようやく到着したときには、すっかり日が高くなっていました。アンデス山脈に暮らす人々にとって、高山が連なる地帯を歩いて行き来するのは日常の一こまです。ヒツジやラマの毛で糸を紡ぐ生活をしている彼女たちは、受診のために長い列に並ぶこともいとわず、街に暮らす女性たちに追いついて会場を訪れました。
こうした実地医療には、女性特有の健康問題に関する啓発と、異常を示す検査結果や初期がんが見つかった場合CerviCuscoによるフォローアップ治療が無料で受けられるという周知が欠かせません。このような外科的処置により、このクリニックでは多くの女性の命が救われています。さらに進行したがんが見つかった場合も、CerviCuscoは彼女たちが無料で治療を受けられるよう援助します。

「どうもありがとう。細胞診検査の受診がとても重要だということがよく分かりました」。Pilarはそう語ります。