より効率的な採血に向けた取り組み

BDとサラソタ記念病院は、溶血の削減とケアの向上を目指して協働しています。
患者さんの適切なケアに重要な要因の1つは、特に繊細な採血によって、正確な検査結果を得ることです 。しかしながら、溶血 (赤血球の破壊)が起こると費用は増加し、再採血により患者さんに負担がかかるといった問題が生じると言われています。 このため2009年に、サラソタ記念病院では 、周辺の地域から臨床検査部に送られてくる検体にみられる溶血の発生率を最少限にするため、BDとの協働を開始しました。この病院の看護、採血および検査チームの目標は、救急治療センター(ECC)での溶血発生率を2%に下げることです。
サラソタ記念病院の検査部長であるCharlene Harris氏は、「患者さんの同意を得て治療方針を決定するためには正確な検査結果が必要となりますが、それにはまず患者さんから良好な検査検体が得られるかどうかがカギとなります。採血の工程でたった1つ小さな不具合が生じただけでも、患者ケアのタイムリーさ、コストおよび質に重大な影響が及びます。サラソタ記念病院では溶血の発生率が長期に渡って比較的低く保たれてきましたが、私たちはこれをさらに改善していきます。」と述べています。”

BDとサラソタ記念病院は、標準的な採血プロトコルを共同で開発し、ベストプラクティスについて看護師や別の採血者を教育し、適切な採血器具を使用するよう奨励してきました。2009年に新たな採血手順を採用して以来、サラソタ記念病院は救急治療室(ECC) および病院全体の溶血発生率を目標の2%未満(全国平均の発生率 5-7%よりも相当低いレベル)に抑えることに成功しました。

2009年6月から2011年3月までの期間中、サラソタ記念病院は病院全体の溶血発生率を67%も低下させました。また、このプロジェクトを最初に始めた救急治療室においては、上記期間中の 溶血発生率が93%も低下しました。同病院のチ-ムはこうした取り組みの重要性をさらに強化するために努力を続けています。この病院では部門ごとの溶血発生率と病院全体の溶血発生率をモニターして発表し、溶血の発生が急増化した部門のスタッフに対する再教育も実施しています。