新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するBDの取り組み(4月30日更新)

2020年4月17日
BDは、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症に関する各国の状況、並びに米国疾病予防管理センター(CDC)、世界保健機関(WHO)及び感染流行国の衛生当局のガイダンスを注視しており、当社従業員の健康と安全を守るとともに、未曾有の状況において欠かせない当社の医療機器の安定供給に努めています。

BDとサプライチェーンの稼働状況

BDは世界中の様々な地域で製品の製造と調達を行っていますが、COVID-19ウイルス感染の診断と感染者の治療に不可欠な医療機器を提供する当社の製造・流通センターはすべて稼働しており、COVID-19ウイルスに対応するうえで重要な事業所の95%はフル稼働又はそれに近い水準を維持しています。また、製品供給に遅滞が起こるリスクを最小限に抑える事業継続計画を実践しています。

  • 北米と南米の製造・流通センターはすべて稼働しています。BDの製造・流通センターは、当社製品をお使いいただいている医療従事者と同様に必要不可欠な業種とされており、複数の管轄区域で発令されている「屋内退避」の対象外となっています。

  • 欧州、中東及びアフリカの製造・流通センターもすべて稼働しています。COVID-19ウイルスの感染拡大を抑えるため、現地政府がより厳しい「ロックダウン(都市封鎖)」を実施している国においても事業の継続を確保するための措置を講じ、業務を継続しています。

  • アジア諸国では、ほぼ全ての製造・流通センターが通常どおり稼働しています。日本では全国の都道府県を対象に非常事態宣言が出されましたが、BDの製造や顧客へのサービスは継続的に進められると見込まれます。

  • 日本国内稼働状況(4月30日時点)
    一部の供給不足の製品を除き、十分な在庫を確保しております。
    全国に緊急事態宣言が発令されていますが、弊社関連施設(工場、配送センター)においては、十分な感染予防の処置を施したうえ業務を継続しています。
    ただし、弊社受注センターや配送センターにおいては、安全配慮のため業務に制限をかけており、一部の業務に遅延が生じております。また航空機やトラックの減便等により遅配が生じており、お客様にはご迷惑をおかけしております。
    お客様におかれましては、余裕を持った発注を行って頂きますよう、お願い申し上げます。

世界各国の製造工場に原材料及び部品を納入する主要業者とも引き続き緊密に協力していきます。また、原材料・部品の供給停止が起こらないよう、事業継続措置を講じるとともに、地方政府に対し、「必須事業」として都市封鎖令の適用外とするよう協議しています。COVID-19ウイルスに対応するうえで重要と思われる製品については、需要を満たすために十分な原材料及び部品の在庫を引き続き確保していきます。BDは製品が配送業者及び顧客に迅速かつ効率的に送達されるよう努めています。また、世界的なロジスティックス/輸送ネットワークの動向を注視し、輸送能力や国境をめぐる制約に対処して顧客への製品提供の遅滞リスクを最小限に抑える措置を講じています。

製品の在庫情報

必需品となっているBDの医療機器に対する需要は極めて高いことから、当社は生産を増やすとともに、在庫及び注文状況を注視し、供給の継続確保に努めています。
当社製品の大半については現在の需要に応えていますが、
長びくインフルエンザの流行期とCOVID-19ウイルスのパンデミックにより、一部の製品カテゴリーで極めて需要が高くなっており、以下の製品については可能な限りお客様に供給できるよう、手動による在庫管理を行っています。


  • 迅速診断検査製品
    BD ベリター™ システム リーダー、 BD ベリター™ プラス アナライザー、BD ベリター™ システム Flu などが含まれます。

  • 血管アクセス製品・注射関連製品
    COVID-19の治療に用いられます。現在のところ、COVID-19の治療に用いられているこれらフォーミュラリーの重要製品の大半は在庫十分な状況にあります。

  • BD輸液セット
    供給の継続を確保するため、BD輸液セット(BD グラビティ 輸液セットおよびBD ピギー用 自然滴下輸液セット)はすべて当面の間、手動による在庫管理を行います。

事業継続計画

BDでは、このような状況に対応するため、事業継続計画を整備しています。
製品又は原材料の供給等に不安があると判断された場合には、別の供給業者を手配する、出荷を早める、原材料及び/又は完成品をBDのネットワークの他部門から移動する、懸念される製品の注文状況を確認して買い占め行動を防ぐなど、数多くの緊急時対応策を講じています。
また、BDは、従業員を守るために、清掃の強化、現場従業員の検温、可能な従業員に対する在宅勤務の推奨、出張や会議の延期、現場訪問者の制限、正しい衛生情報や健康管理(ソーシャルディスタンス、自主隔離、手洗いを含む)に関する定期的な教育など、各施設でパンデミックに対する予防措置を導入しています。

グローバルな対応サポート

世界最大のグローバル医療技術企業の一社として、BDは、COVID-19を特定するための診断関連製品から、リアルタイムの情報科学技術や電子機器を用いた情報収集技術、患者の治療サポートに不可欠な医療機器まで、その能力、専門知識及び規模を展開し、COVID-19ウイルスに関連した重大な医療ニーズに取り組んでいます。
具体的には以下のとおりです:


  • CEマークを認めている国の臨床検査施設に対し、COVID-19を検出する分子検査など、COVID-19の検出と特定に役立つ複数の新製品を発表しました。

  • COVID-19を検出する分子検査用製品について、新たにCEマーク認証及び緊急時使用許可(EUA)をFDAから取得しました。この製品は2~3時間以内に結果を得ることができるもので、今後、世界中における検査拡大に役立つと期待されます。

  • 米国医療疫学学会(SHEA)が独自に開発し、BDが教育助成金を通じて支援している “Prevention Course in HAI Knowledge and Control(医療関連感染の知識と予防コース)” の開講が発表されました。

上記に加え、BDは7つの非営利組織(Direct Relief、International Medical Corps、Americares、世界保健機関と国連財団による連帯基金COVID-19 Solidarity Response Fund、Project HOPE、CDC財団、武漢の赤十字組織)に110万ドルの現金と製品の寄付を行っており、COVID-19の感染拡大を抑え、医療従事者を支援し、世界各国の患者を治療するための取り組みに貢献しています。

BDは引き続きこれらの状況を注視し、定期的に最新情報を提供してまいります。